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むらかみシュラン むらかみシュラン

 

村上市のおいしいモノを実食レポートします!

 

記事中で紹介しているメニュー料金・店舗情報等は
取材当時のものです。あらかじめご了承ください。

 

2023/06/25

村上市大町「茶館きっかわ 嘉門亭」で“亭主の茶”をいただく

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(取材日:2023年6月2日)

前日までの陽気から一転し、茶館きっかわ 嘉門亭(かもんてい)を訪れた日は梅雨のはしりで、中庭の木々や苔などは一層青々とし、生き生きと輝いていました。

茶館きっかわ 嘉門亭
https://www.sake3.com/spot/18117

 

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昨年春にオープンした嘉門亭は、鮭加工品を製造販売する千年鮭 きっかわが手掛ける御茶サロン。当地では、一家の主が自らお茶を淹(い)れ、客人をもてなすという慣習があり、きっかわ先代・吉川哲鮭(てっしょう)さんは、これを“亭主の茶”と呼び習わしました。ここ嘉門亭では、このおもてなしの精神を昇華させ、村上茶の新しい味わい方・楽しみ方を提供しています。

千年鮭 きっかわ
https://www.sake3.com/spot/126

村上茶について
https://www.sake3.com/speciality/tea

 

今回はこの3人でレポートします。

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着席して、ほどなく運ばれてきた水と竹筒。水は、千年鮭 きっかわで引いている井戸水です。かつては造り酒屋を営んでいたきっかわですから、水にも並々ならぬこだわりがあります。

 

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次に運ばれてきたのは村上木彫堆朱の文箱。中にはメニューが入っていました。

村上木彫堆朱について
https://www.sake3.com/speciality/tsuishu

 

メニューは以下の通り。
※すべて税込

村上茶
※それぞれ4煎目まで提供します
※Aコースは一口菓子2個、Sコースは5個付きます

●亭主の茶[上煎茶]
・Aコース …3,300円
・Sコース …4,400円

●亭主の茶[驚き番茶]
・Aコース …3,300円
・Sコース …4,400円

●亭主の茶[ほうじ茶]
・Aコース …3,300円
・Sコース …4,400円

特製ドリンク
※それぞれに一口菓子が2個付きます

●紅の苺ジュース …1,980円
●黄金の生姜ジンジャーエール …1,980円
●絹白の麹スイーツドリンク …1,980円

ミニアフタヌーンティー【要予約】
※お茶2種と一口菓子の盛り合わせ
5,500円

 

5656Pさんは村上茶から亭主の茶[上煎茶]Aコース特製ドリンク紅の苺ジュース。おっちゃん(敬称略)村上茶亭主の茶[驚き番茶]Aコース。すがいなおは特製ドリンクから絹白の麹スイーツドリンクをオーダーしました。

 


 

まずは、5656Pさんのオーダーから。

 

村上茶より
亭主の茶[上煎茶]Aコース(3,300円・税込)

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嘉門亭では、お客様の目の前でお点前し、お茶を淹れてくれます。

 

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使用する茶葉は、村上茶を嘉門亭が独自に調合したもの。上煎茶は、茶葉が細かく針のようです。

 

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まずは1煎目。おだしのようなうま味たっぷりのお茶で、苦みのないトロッとした濃厚な味わいに驚きました。続く2煎目は、甘みと苦みのどちらも感じるお茶で、1煎目とは違うものを飲んでいるようでした。

 

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2煎目を淹れた後、急須から茶葉を少量取り出し、自家製ポン酢をかけていただきました。ポン酢をかけた茶葉は、食感もよくておいしかったです。

3煎目は茶葉が一気に開き、甘みと、さらなるうま味を感じました。淹れるたびに香りも少しずつ変わり、温度や淹れ方でこんなにも違いが楽しめるのかと感心しました。

 

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4煎目は風味茶でした。選りすぐった季節の食材数種から1つを選び、上煎茶とブレンドします。私は青森産のシソの葉をチョイス。お茶が注がれるとシソの香りが漂い、すっきりとした、味わい深い風味茶になりました。

 

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この日、用意されていた一口菓子は写真の5種類。(写真下から時計回り)青のりの苔玉ブーレット*・新じゃが山椒・トマトと豆の木・かずのこクリームのブーレット・干し柿の発酵バターです。Aコースは、この中から2種類の一口菓子を選びます。
*フランス語で「小さなボール」という意味

 

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私は(写真左から)かずのこクリームのブーレット新じゃが山椒を選びました。かずのこクリームのブーレットは、クリームチーズの酸味とかずのこの塩味と食感、こしあんの甘さが絶妙にマッチ。新じゃが山椒は、ほのかなジャガイモの味わいと山椒の爽快な香りが口中に広がりました。

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続いて、特製ドリンクから
紅の苺ジュース(1,980円・税込)

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最初に出てきたのはイチゴのアイス。地元産イチゴを使った生ジャム(非加熱で作ったジャム)をアイスに練り込んでいるそうです。果肉がたっぷり入った、フレッシュな味わいでした。

 

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「紅の苺ジュース」はきれいな淡いイチゴ色で、フレッシュでほどよい甘さでした。

 

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一口菓子は(左から)トマトと豆の木干し柿の発酵バターを選びました。トマトと豆の木は、蜂蜜に3日間漬け込んでから干したミニトマトの間に、クリームチーズを挟んで、上に豆の芽をのせたもの。ミニトマトは青臭さがなく、ドライフルーツのような味わいで、そこにクリームチーズの酸味が加わり「これはやっぱりスイーツだ」と感じる一品でした。干し柿の方は、柿の間に発酵バターとこしあんを挟んでいます。バターの塩味が干し柿やこしあんの優しい甘さを引き立て、おいしかったです。

 

村上茶がもつ豊かな味わいと一つ一つ丁寧に作られたお菓子で、また一つ、地域の素晴らしさを知ることができました。

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続きまして、おっちゃんのオーダー。

 

村上茶より
亭主の茶[驚き番茶]Aコース(3,300円・税込)

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最初に運ばれてきたのは、村上木彫堆朱の茶筒や香合など。「村上の番茶でございます」と茶合に出した茶葉を見せてくれる。これは1煎目ではなく、2煎目の冷茶のためのもの。笠間焼の白い急須に茶葉を入れ、氷水を加える。「このまま15分ほどお待ちいただきます」と言われ、香合のふたが外された。中には懐中時計が入っている。これもまた、おもてなしの演出で心憎い。

待っている間に1煎目が提供される。最後の1滴までしっかり出してくれ、番茶の香りが漂い、口に含むと何ともいえない甘みが広がった。

 

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いつの間にか15分が過ぎ、2煎目の冷茶がカクテルグラスに注がれる。グラスの広い口から甘い香りが漂い、1煎目とはまた違った味わいを感じ、甘みが口に残り続けた。

3煎目も冷茶で、2煎目を淹れた後の急須にまた冷水が注がれ、待つこと7分。3煎目もカクテルグラスでいただいたが、2煎目よりも甘みは減り、うま味が感じられた。

 

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3煎目をいただいていると、一口菓子が運ばれてきた。選んだのは(左から)青のりの苔玉ブーレット干し柿の発酵バター。青のりは、見た目がマリモのようでかわいらしい。口へ運ぶと、青のりの味が口から鼻へと抜けていく。後からクリームチーズとこしあんの酸味・甘みがやってきて、最後にまた青のりが広がって溶けていった。干し柿は、最初に柿の甘みがきて、その後をバターとこしあんが追いかけてくる。絶妙な甘みとバターの風味がブレンドされて口の中で溶けた。

 

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4煎目はやかんで出てきた。小さなやかんに入っているのが、また素晴らしい演出だ。子どもの頃、囲炉裏にはいつもやかん(または鉄瓶)が掛かっていて、そこには番茶が入っていた。お客様があると、そのやかんに少し茶葉が追加されたものだ。4煎目は、そんな懐かしさを感じる番茶の味だったが、さすがに上品なものだった。

 

村上木彫堆朱の茶道具、お茶の出し方に応じた素晴らしい器類を見せてもらった。スタッフの説明や最後の一滴まで絞り出す演出、極上のひと時を味わうことができた。

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最後に、すがいなおのオーダーです。

 

特製ドリンクから
絹白の麹スイーツドリンク(1,980円・税込)

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先に運ばれてきたのは、麹(こうじ)プディングと温かいほうじ茶。かつて造り酒屋だったきっかわは、今でも麹を作っていて、地元では「きっかわの麹でないと、わが家の飯寿司の味にならない」と話す人もいらっしゃいます。

飯寿司とは
https://www.sake3.com/iyoboyakoneta/169

そんなわけで、こちらでいただく麹のメニューもきっと、いや、かなり期待できる!と踏んだワケです。この麹プディングはふんわり優しい甘さで、まさに癒やしのスイーツでした。

 

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続いて、メインの「絹白の麹スイーツドリンク」です。きっかわの井戸水で作った丸い氷をワイングラスに入れ、麹から作ったドリンクを注ぎます。グラスの中で氷がくるくる回り、カランカランと涼しげな音を立てます。

 

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庭の緑と相まり、爽やかな甘みの清涼感あるドリンクです。途中、添えられた生クリームを加えると、こくがプラスされて満足感も増しました。

 

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一口菓子は(左から)トマトと豆の木青のりの苔玉ブーレットをいただきました。トマトは、トマト&クリームチーズ&こしあんの組み合わせが絶妙。苔玉は、青のり+クリームチーズの組み合わせが酒のつまみのようだと思いながらも、こしあんの甘みでちゃんと甘味として成立していました。

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すべてのメニューが提供され、人心地ついて時計を見ると1時間半が過ぎていました。体感ではあっという間だったので驚きましたが、満ち足りた気分で席を立ちました。
※時間がない方には35分の特別コース(3,300円・税込)もあります

 

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客人を迎え入れるため整えられた室内や庭、華美ではなく最良で選ばれた調度品や道具類、スタッフの美しい所作。嘉門亭のすべてが、訪ねてきた人をもてなす“亭主の茶”の一環なのです。素晴らしい時間を過ごさせていただきました。

 

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館内のショップでは、嘉門亭で使用している茶器や村上木彫堆朱などを取り扱っています。

 

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冷蔵のショーケースには、きっかわの洋食ライン「Madam Kikkawa(マダム・キッカワ)」が並んでいます。私がいただいた麹プディングも並んでいました。おみやげにオススメです。

 

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ネコの足跡を模して小石が埋められています。
どこにあるかな? 探してみてください。

 

 

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茶館きっかわ 嘉門亭
https://www.sake3.com/spot/18117

所在地 村上市大町3-7
電話番号 0254-75-5711
営業時間 10:30~17:00(Lo 16:00)
※ショップの営業時間は9:30~17:00
定休日 水・木曜日
※定休日が祝日の場合は前日または翌日が休みになります
※GWや年末年始、お盆などは変則的な休みになります
※その他、臨時休業する場合があります

駐車場 6台
※千年鮭 きっかわと共用

公式サイト
https://www.murakamisake.com/kamontei/

 

2021/10/05

一人みシュラン「Cafe 絵里奈」

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今回も、自由気ままに一人でごはん。
すがいなおです。

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今回おじゃましたのは、村上市貝附(かいつけ)集落の高台に立つCafe 絵里奈(カフェ えりな)。自宅を改装して2018年にオープンしたカフェは、店主・菅井悦子さんの長年の夢だったとのこと。以来、ちょっと分かりづらい場所にあるにも関わらず、たくさんの方が訪れる人気店です。

 

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Cafe 絵里奈への行き方を簡単に説明します。国道7号と113号が交わる十文字交差点を関川村方面へ。車で約5分程行くと貝附集落の入り口があるので、写真の赤い矢印ように曲がりましょう。
集落内の道は大変狭いので、運転には細心の注意をお願いします。

 

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こちらが店の外観、小さな看板が目印です。

 

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玄関の前には、その日のオススメが出ています。

 

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店内の様子です。友人宅に招かれたような、気の置けない感じがいいですね。テーブル席の他に、カウンターやソファー席、畳の席もあります。

 

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天気の良い日はテラス席も利用できます。眼下にはのどかな田園風景が広がり、なお一層ゆったりした気持ちに。

 

メニューはこちら。

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店主が長崎県出身ということで、長崎カステラの名店「福砂屋」のカステラお取り寄せもやっています。ちなみに店名の「絵里奈」は、店主が昔アルバイトをしていた長崎・出島の喫茶 絵里奈から「のれん分け」してもらったものだそう。

 

ランチは、限定5食の日替りランチ(この日はグリーンカレーでした)をはじめ、デミグラスソースのオムライスと煮込みハンバーグの3種類。さて、どれをいただこうかしら……。
事前予約があれば、長崎名物の皿うどんやちゃんぽん、出島の喫茶 絵里奈直伝の分厚いだし巻き玉子を挟んだ「たまごサンド」もいただけるそうです。

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オムライス<デミグラスソース>(1,000円・税込)
※サラダ・前菜・飲み物付き

バターの香りをまとったとろとろ玉子に、こっくりとした深みのあるデミグラスソースがかかったオムライス。中はケチャップライスで、玉子の甘み・デミグラスソースの濃厚なうま味とよく合います。ひとさじ、またひとさじ……と食べる手が止まらなくなる一皿です。

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サラダと前菜。この日の前菜は、右上から時計回りでカボチャのサラダ、アボカドを生ハムで巻いたもの、ゴボウとニンジンのサラダでした。

 

食後にはこちらも。

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季節のパフェ(800円・税込)

季節の果物をふんだんに盛り込んだ、Cafe 絵里奈の人気メニュー。この日はイチジクを中心に、シャインマスカットや黒ブドウのピオーネ、和ナシが使われていました。

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イチジクは、皮ごと食べられる珍しい白イチジク(桃川農園のもの)と胎内産の完熟イチジクを使っています。

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横から眺めてみると、パフェグラスの底にはイチジクのジュレとパンナコッタ。赤と白のコントラストが美しいです。イチジクが終われば、栗の渋皮煮や秋の果物を使った「秋パフェ」に変わるそうです。こちらもおいしそうですね。

 

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店内には、地元作家が手がける雑貨や小物類が置かれていました。

 

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店主の想いが実現した、アットホームな自宅カフェ。気取らない雰囲気と心のこもった手作りの料理、高台からの素晴らしい眺めにも心癒やされます。友人や家族、もちろん一人でも、Cafe 絵里奈でゆったりとした時間をお過ごしください。

 

 

Cafe 絵里奈(えりな)
所在地
 村上市貝附1043
電話番号 0254-62-4086
営業時間 11:00~17:00
定休日 月曜日、第2・4火曜日
駐車場 4台

公式Instagram
https://www.instagram.com/cafe_erina_murakami/

 

2021/09/20

一人みシュラン「純喫茶 カトレア」

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ひとり飯、どんとこい!
村上の“黙食王”に!!! おれはなるっ!!!! 

という気概でやっている「一人みシュラン」。
すがいなおです。

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今回おじゃましたのは、村上市小町にある純喫茶 カトレア。ことし10月で50年目(半世紀!)を迎える老舗喫茶店です。

 

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「老舗」や「純喫茶」などと書いてしまうと尻込みしてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、ここはちょっと勇気を出して、カランコロン♪とドアベルを鳴らして入ってみましょう。

 

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少し暗めの店内(ゆったり過ごすにはピッタリ)、店の方の案内に従い席に着きます。長い時を経て飴色に艶めくイスやテーブル、その他の調度品も50年という歳月の中で古色を帯びたものばかりです。

 

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年配の方には懐かしく、若い人には昭和レトロが新鮮に映ることでしょう。

 

それではメニューを拝見します。

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メニューも充実、ちょっと迷いますね。ご主人に聞くと、食事ではナポリタンやカレーライス、エビピラフが人気とのこと。また、季節の果物を盛り込んだパフェ(4種類もある!)やフレッシュジュースもオススメとのことです。

 

というわけで、今回はこちらをいただきました。

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ナポリタン(750円・税込)
※サラダ付き

喫茶店でランチといえば、やっぱりナポリタンでしょう。イタリアンでいただくパスタとはひと味違う、むっちりと食べ応えのある麺(パスタと呼ぶなかれ)。麺にしっかり吸われたトマトソースは、甘みや酸味といったうま味が一体となり、濃い色合いに反してとても優しい味。人気があるのも頷けます。

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タバスコや粉チーズが瓶ごと出てくるのも潔し。(常識の範囲内で)好きなだけかけて、自分好みに仕上げてください。

 

そして、デザートもいただきます。

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フルーツパフェ(750円・税込)

スイカやキウイ、オレンジといった生のフルーツにシロップ漬けの果物も加わり、とてもカラフルでキュートなパフェです。器も昔ながらのパフェグラスが使われていてかわいい!

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実はカトレアのパフェには“あるもの”が入っていないのです。上の写真をご覧いただくと分かるかな? シリアルやパフといったものが使われてないのですよ。グラスの中は、バニラアイスとフルーツソースのみ。ご主人のこだわりです。

 

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これまで「純喫茶ってちょっとハードル高いよね」と尻込みしていましたが、何たる不覚! こんなに心地いい空間だったなんて。ランチやスイーツはおいしいし(当然コーヒーも!)、フォトジェニックだし、観光地からも近いし、ぜひ訪ねていただきたい店です。私のようにモジモジしている方は、思い切って飛び込んでみてください。

 

 

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純喫茶 カトレア
所在地 村上市小町3-14
電話番号 0254-52-6306
営業時間 10:00~18:00
定休日 不定休

 

 

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