今回訪れたのは、JR岩船町駅から徒歩で約2分の旬の閃き 柳庵[りゅうあん]です。地物食材を用いた創作和食を提供しているお店で、地元の方も観光で来られた方も、その確かな味と地物が味わえると評判です。お料理は、地元の旬の素材を中心とした野菜・魚介をコース主体で提供するほか(単品料理は予約状況による)、ランチメニューもあり、気軽に本格料理が味わえます。
旬の閃き 柳庵
https://www.sake3.com/spot/1990
ちなみに、柳庵は『ミシュランガイド新潟2020特別版』でミシュランプレートに掲載された実績もあり、その腕前は折り紙付き。
今回はこちらの2名でおじゃましました。
早速お店へと向かいます。入り口では、かわいい鳥獣戯画のカエルがお出迎え。
のれんをくぐり店内に入ると、雰囲気抜群のカウンター席が目に飛び込んできます。
店員さんの案内で個室へ。個室は掘りごたつになっていて、こちらも木目のテーブルをはじめ、和モダンな雰囲気です。
メニューはこんな感じです。
スイーツやカフェメニューも充実しています。
ランチメニューも品数多くて迷っちゃいますね。魚も村上牛も食べたい…… ということで実食!
【平日限定メニュー】創作ランチ〈魚〉
1,540円・税込
※コーヒー・ソフトドリンク付きは1,840円・税込
こちらは平日限定のランチメニューで、魚か肉が選べるワンプレートランチです。今回は魚をチョイス。メインはマスの焼き漬けで、周りを彩り豊かに小鉢等が飾ります。刺し身はイシモチ・ヤリイカ。エソのすり身にエビを混ぜた真丈。魚の南蛮漬けやナガモ(アカモク)、マダコとブロッコリー・ジャガイモをバジルで味付けしたものなど、どれも素材を丁寧に調理してあります。特に真丈は、通常廃棄される未利用魚のエソを買い取り、すり身にして調理しているというお話を伺い、素材や生産者へのリスペクトを感じました。見た目・味・ストーリー、どれも美しかったです。季節や入荷状況により内容が変わるので、いつ行っても楽しめるのも良いですね!
続いて、お肉も食べたい私はこちらも頼んでしまいました。
村上牛 牛丼
1,540円・税込
※サラダ・みそ汁付き
※コーヒー・ソフトドリンク付きは1,840円・税込
本メニューは「村上どんぶり合戦2025春・夏編」にも掲載されており、村上牛を手頃に食べれるとあって注目していました。ひと口すくって口に運ぶと、まずはお肉の柔らかさに驚きます。噛み進めると、村上牛の特徴である脂の甘みとうま味がじんわりと広がっていきます。お肉の柔らかさの秘密を尋ねると、低温調理にあるとのこと。牛脂で炒めた玉ネギと一緒に真空パックし、約60度で1時間半ほど低温調理するのだそう。素材の特徴を活かす見事な逸品でした! ごちそうさまでした。
【公式】村上どんぶり合戦
https://murakami-donburi.wixsite.com/donburi-gassen
※外部リンク
村上牛について
https://www.sake3.com/gourmet/beef
村上牛ローストビーフ丼
2,090円・税込
※サラダ・みそ汁付き
※コーヒー・ソフトドリンク付きは2,390円・税込
深さのある器に円錐状に盛られた白米、その周りに村上牛のローストビーフが美しく巻き付けられています。一枚はぎ取ると、想像以上に肉厚で重みがあるのに驚きました。噛めばしっとりジューシーで、柔らかな赤身から肉のうまみがほとばしります。
柳庵のローストビーフ丼には、村上牛のモモ肉がぜいたくに使用されており、表面に焼き色を付けて真空パック、約55度の低温調理でじっくりと火を通しています。合わせるソースは、酸味と甘みの調和が取れた玉ネギのソース。円錐の頂上を飾る白髪ネギと青菜(この日はオータムポエム)、おろしたてのワサビも効いていて、目にも舌にも鮮やかな印象が残りました。
いかがでしたでしょうか。村上市には、JR村上駅周辺(いわゆる市街地)以外にもレベルの高いお店が点在していて大変誇らしいです(まだまだあるので、今後紹介していきたいと思います)。
地元の旬の素材をたっぷり使用し、それぞれの特徴を活かした料理の数々。和モダンな店内のしつらえも美しく、まさに至福のひとときが味わえる空間です。ぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。
旬の閃き 柳庵[りゅうあん]
https://www.sake3.com/spot/1990
所在地 村上市岩船駅前49-4
電話番号 0254-56-8833
営業時間 [昼]11:30~13:30(Lo)
[夜]17:30~20:00(Lo)
※あらかじめ電話にて営業状況の確認をお願いします
定休日 月曜日、第3日曜日
駐車場 15台
公式サイト
https://www.sh-ryuan.com/