現在、村上市の旧町人町(きゅう-ちょうにんまち、と読みます)一帯で第18回 城下町村上 町屋の屏風まつりが開催中(開催期間9/15~10/15)です。今回紹介するたにがわやも参加店の一つ(屏風まつりマップナンバー42)。店が大切にしてきた屏風の数々を眺めながら、和食の粋が詰まった料理を楽しめます。
テーブル席の部屋に飾られた屏風。
貼り交ぜ屏風と秋の草花。
今回のむらかみシュランはこの5人が参加。
それでは、料理とそれぞれの感想を紹介していきましょう 。
たにがわ御膳(2,200円・税込)
天ぷら、刺し身、ごま豆腐、ヤナギカレイ、お吸い物の定食です。その中でも、ヤナギカレイの焼き加減・塩加減は絶品のものでした。さすがです。この寺町付近は、私が小学生の頃は飲食店が多く、夜ともなれば、お酒を召し上がったサラリーマンの方々でにぎやかだったことをふと思い出しました。たにがわやさんの歴史は古く、村上の老舗の一つです。
天婦羅定食(1,600円・税込)
天つゆに、大根おろしとショウガを入れていただきます。甘辛のバランスがとてもGood。天ぷらは、ナス・シシトウ・オクラ・エビ2本・エリンギ・キスとかなり豪華。サックサクです。さっぱりとしたミョウガとキュウリの漬物を挟むと、さらに天ぷらが進みます。そして、お吸い物は…… 私の好物・生麩入り! 三ツ葉の風味とだしがとてもおいしいです。おなかいっぱい、ごちそうさまでした ^^
漁師丼(1,700円・税込)
脂ののったマグロに白身の鯛、エビが2種にカニと色合いも良く、ホタテは片面炙りになっていて、香ばしさと甘さが口いっぱいに広がりました。さらに、炊いたタコも柔らかくておいしかったです。漬物のキュウリは、ミョウガの千切りと浅漬けしたもので、香り高い一品でした。小鉢の芋煮は、今が旬のマイタケや里芋が入っていて、紅葉の秋を感じさせます。料理人さんの心が伝わる漁師丼でした。
【注釈】
こちらは村上どんぶり合戦のメニューにもなっています。食べたら、シールをもらってミニどんぶりプレゼントにも応募しよう!
大海老天重(1,620円・税込)
お重のふたを開けると、カラッと揚がった大エビの天ぷらが2尾添い寝している姿はうれしい。たれの染み込んだ大エビとご飯を交互に口に運び、味わうのはまさに至福の時だ。私が定食より丼ものが好きなのは、たれが染み込んだご飯のせいなのかも知れないと改めて思った。おいしいお吸い物や小鉢を楽しみながら、いつもの通りしっぽまで完食しました。
村上茶天ざるそば(1,000円・税込)
村上茶が練り込まれたそばは、鮮やかなヒスイ色。独特の食感と歯応え、喉越しもよくてつるつるっといけます。つけ汁は少し甘めでした。天ぷらはサクッ・ふわぁで、絶妙な揚げ具合。素材の良さが感じられました。
たにがわやのメニューは以下の通り。
※中央の「村上牛サーロインステーキ重」は現在休止中です
秋が深まれば、下記の鮭料理の提供も始まります。気になる方は、ぜひお問い合わせください。
部屋は、座敷とテーブル席があります。
お座敷
テーブル席
店は、観光客が行き交う通りから、小路へ入ってすぐ。割烹や飲食店、そして歴史ある寺院が軒を連ねる寺町にあります。喧騒からしばし離れ、村上の美味を心行くまでお楽しみください。
たにがわや
所在地 村上市寺町1-7
電話番号 0254-52-2315
営業時間 11:30~14:00 Lo、17:00~21:00 Lo ※夜は要予約
定休日 不定休