（取材日：2024年7月18日）

2024年も8月に突入、テレビや新聞でも「ことしの夏は暑くなる」と予想していましたが、いや本当に暑いですねぇ。この暑さでアラフィフすがいなおの、年齢のわりに旺盛な食欲もさすがに減退気味。だがしかし、ここで負けるワケにいかぬ。この暑さ、乗り越えてみせる！と決意して、ならばうまいもんや新町［しんまち］の唐揚げ食べて気分アゲアゲじゃぁ！と相成りました。

胃腸だけはすこぶる元気です。

国道7号の新町交差点にある、うまいもんや新町。村上市内においては、テイクアウト唐揚げ専門店のパイオニアといってもいいでしょう。開店当初は唐揚げ・焼き鳥を専門にしていましたが、コロナ禍中に弁当も手掛けるようになり、今ではそちらも人気です。

店長の石田孝義さんは、新潟市内の焼き鳥の名店で経験を積み、2014年にうまいもんや新町を開店。「自分がおいしいと思うものだけを提供しています」と気負わぬ感じで話しますが、唐揚げに対する想いはひとしおで、食べた時のプリッとジューシーな食感のため、新鮮な国産鶏を使用し、揚げ油や唐揚げ粉にもこだわっています。

詳細は、うまいもんや新町の公式サイト（外部リンク）をご参照ください
https://umasin.com/special

では、メニューを紹介します。

単品の一番人気は「もも唐揚」。味はカレー・塩・和風醤油の3種類が選べます。「特製餃子」やコロッケなども気になりますねぇ。
記載はありませんが「ジャークチキン」（1,045円・税込/要予約）という裏メニューもあるそうですよ㊙

焼き鳥のラインアップ（取材当日）

焼き鳥は、大きめに切って食べ応えのある肉を、店内で一本一本串に打つ本格派。塩かタレが選べます。品ぞろえは、店内掲示の黒板メニュー「本日の焼鳥」をご覧になるか、公式サイトやInstagram、電話でも確認できます。

弁当で人気なのは「4色ボウル丼」。鶏そぼろや炒り卵といった定番の具材に、油淋鶏［ユーリンチー］も入ったうれしい丼です。また、平日は弁当にみそ汁が付くサービスも行っています。

それでは、いただいたメニューを一品ずつ紹介していきます。まずは弁当から。

4色ボウル丼
756円・税込

4色の具の内訳は、油淋鶏・鶏肉そぼろ・炒り卵・青菜で、この他にミニトマトやレタスなども盛られた、野菜たっぷり＆食感good＆彩り抜群の丼です。具材の下のごはんは、神林カントリー農園（村上市七湊）の「特別栽培米 岩船産コシヒカリ*」。米の粒が立っていて甘みがあり、他の具材とも好相性です。
＊自家栽培の岩船産コシヒカリの場合もあります

油淋鶏弁当
810円・税込
※油淋鶏1個追加につき+200円･税込

大きな油淋鶏が3個入り（追加も可）、ごはんも高々と盛られた、ボリューム満点弁当です。ジューシーな鶏モモ肉を酸味のある甘じょっぱタレが包み込んで、それはもう食欲がモリモリとかき立てられて、箸を動かす手が止まりません。ちなみに、ごはんのお供に梅干し（大粒！）とごま昆布も入っています。

続いて単品メニューです。

もも唐揚
1個173円・税込
※味はカレー･塩･和風醤油の3種類から選びます
※写真は3個です

単品の一番人気「もも唐揚」は、新潟の唐揚げといえば何味？の問いに対する正解（？）のカレー味*でいただきました。カリリッと香ばしく揚がった鶏モモ肉が食欲を刺激する黄色いお粉（カレー粉）をまとったことで、否が応でもおなかがぐぅーっと反応します。香りに誘われひと口かぶりつけば、お肉がプリッと弾けて肉汁がじゅわーっとあふれます。さすがはプロの技、おいしさが詰まっています。
＊新潟のB級グルメ「鶏の半身揚げ」がカレー味であることに由来しているようです

焼き鳥
写真手前から:皮(1本196円･税込),ハツ(1本194円･税込),レバー(1本189円･税込)
※味は塩･タレから選びます
※撮影のため皿に移しています

焼き鳥店で働いていた石田さんにとって、焼き鳥はこだわりが詰まったメニューの一つ。店内で仕込み、ガス火で丁寧に焼き上げています。皮は、それ自体から出た脂で炙られ、表面はカリッと香ばしく、中はくにゃんと心地いい歯応え。ハツ・レバーは、「あかもの（内臓）は生を使う」（石田さん）というこだわりゆえか、うま味が濃厚で特有の臭みは感じません。

タレは、かつて働いていた店から紹介してもらい、卸してもらっているというちょっと特別なもの。さらりとしていますが、それ自体がおいしいのです。焼き鳥は塩派という方もぜひお試しを。

うまいもんや新町で気分アゲアゲ計画は大成功!!（この暑さに対して無理は絶対ダメですが）冷たいもの・のど越しがいいものばかり口にして「食欲がない……」とバテ気味なそこのあなた、うまいもんや新町で“うまいもん”食べてください。

あと、夏休み・お盆などで人が集まる機会には「特製オードブル*」（3～5人前6,458円・税込）もオススメです。みんなで“うまいもん”食べて、楽しい夏にしましょう！
＊オードブルは2日前までに要予約

うまいもんや新町［しんまち］

所在地　村上市新町15-1005-1
電話番号　0254-53-8888
営業時間　11：30～14：00/16：00～19：00
定休日　月・火曜日（大型連休等は変動あり）
駐車場　7台

公式サイト
https://umasin.com/

今回は、2024年1月に村上市南町のpizza＆bar straight a head［ストレイト-ア-ヘッド］内に移転し、再スタートしたBlue Monster［ブルーモンスター］さんにおじゃましました。

　　　
サト･おち･うみ･ゆでたまごの4名で伺いました。

かわいい看板とのぼり旗が目印。店の入り口には、ランチメニューの看板も出ています。 駐車場（8台）もあるので、車でお越しの方もご安心ください。

お店に入ると、オーナーご夫婦が笑顔で迎えてくれました。夜の時間帯はstraight a headとしての営業に切り替わる店内、落ち着いた雰囲気と広さです。テーブル席は3つ。この他に、間仕切りで個室になるテーブルの席も3つありました。

窓際の明るい席に座り、平日のランチメニューを拝見。ランチは全5種類^*！ 4人で来たけど全メニューをオーダーしちゃいました！
＊土曜日･祝日はピザもランチメニューに加わるそうです

料理を待っている間、店内に視線を巡らせていると、ショーケースにひときわ目を引くフレンチトースト、フルーツサンド、サンドイッチたちを発見！ これは見逃すことはできません!! あこがれの「ここからここまで」方式で追加オーダーしました。

店内で食べるのはもちろん、テイクアウトも可能で、日によっては午前中で売り切れてしまうこともあるそうです。フルーツサンドなどはLINEやInstagram（下記参照）で事前予約できちゃいます！

写真左下のマスコットキャラクターは、オーナーご夫婦のお子さんがモデルになっているそうです。かわいらしいですね～！ グッズも販売しているので、店を訪れた際にはぜひご覧ください。

そうこうしているうちに料理がテーブルに。
それでは、いただきまーす！

まろやかバターチキンカレー
1,200円・税込

こちらのバターチキンカレー、野菜もたくさん入っていました。素揚げしたカボチャ･レンコン･インゲン･サツマイモ･ナスの5種類をトッピング。野菜の味付けは塩だけとのことで、野菜そのものの味が楽しめるし、甘さが引き立っている気がしました！ 鶏肉はひと口サイズで、よく煮込んであって、とろけるような口どけでした。

カレー自体はちょうどいい甘さでスイスイ食べられちゃいました。次また来た時にも食べたいと思うカレーでした！

シーフードドリア
1,300円・税込

優しい風味のホワイトソースの下には、エビやイカなどのシーフードはもちろん、ブロッコリーもごろごろ。ケチャップライスとたっぷりソースが絡み合って絶妙な濃厚さ。初めのひと口から、スプーンを持つ手が止まりません……。あっという間に完食してしまいました。

カレー同様、こちらのドリアにも細かく刻んだ野菜がたくさん。「おいしく食べて、野菜もちゃっかりたくさん食べることができたらお得な気がしませんか？」という心遣いで調理されているそうです。ドリアが大好きという奥様のこだわりが感じられる一品。サイドメニューのコンソメスープも香りよく、おいしくいただきました。

もんすたぁ丼
1,500円・税込

ローストビーフ･ローストポーク･鶏の照り焼きの3種類がなんと合計150グラムも！ モンスター級の量がのっています。

まずはローストビーフをひと口。食べ応えがありつつも柔らかく、ほんのりガーリックが効いた優しい味です。次にローストポーク、塩ベースでコクのある肉汁が口いっぱいに広がります。鶏のうま味を生かしたあっさりしょうゆ味の鶏の照り焼き、どのお肉もごはんとの相性が抜群です。ちなみに丼のごはんは、かるーくコンソメで味付けして、「野菜を少しでも多く」との心遣いから、細かく刻んだニンジンや玉ネギを一緒に炊き込んでいるそうです。添えられた半熟卵と絡めると、さらにまろやかな味に。一気に頬張りたいところですが、3種類のお肉をゆっくり堪能しながら食べるのがオススメ。ランチでは必食のメニューです！

デミグラスソースのオムライス
1,200円・税込

見た目は、とろりとした半熟の卵とデミグラスソースで包まれたオムライスです。自然と緩んでしまった唇へ、スプーンの上で揺れる卵を見ながらひと口。おいしぃ～!! 優しくふわふわの半熟卵とプリプリのキノコが絶妙に調和しています。

卵の上に添えられたローストビーフの他に、デミグラスソースの中にもお肉が入っていて、食べ応えも抜群です。お肉は、村上市が誇るブランド牛・村上牛をブレンドしているとのこと。

村上牛について
https://www.sake3.com/gourmet/beef

玉ネギ入りのホワイトソースもかかっていて、いろいろな味が楽しめ、最後まで飽きずにおいしく食べられます(^^)！

月替わりパスタ 
アスパラと厚切りベーコンのカルボナーラ
1,400円・税込

パスタがテーブルに届いた瞬間、アスパラガスの鮮やかな緑とゴロゴロと大きなベーコンが目に飛び込んできました！ 申し訳程度にちょこんと盛られたベーコンのカルボナーラも散見しますが、Blue Monsterさんでは「ベーコンは厚切り！」と決めて、お料理に使われているそうです。食べ応え満点でとてもうれしいですね！もちろん夜メニューでも厚切りだそうですよ。

麺は、リングイネという断面が楕円形のロングパスタを使っており、濃厚なソースとよく合います！ おいしさもおなかも大満足のカルボナーラでした！

月替わりパスタは、これまでに「たらこクリームパスタ」（1月）、「大人のミートソース オレガノとマスカルポーネのせ」（2月）、「アサリと菜花のリングイネ」（3月）などが登場したそうです。どれも季節の野菜を生かしたレシピになっているとのことで、来月のパスタも楽しみですね！

この日、ショーケースから追加でいただいたのは「ぶどう」「いちご」「フルーツMIX」のデザート系サンドと「BLTサンド」、そして「フレンチトースト」です。

サンドイッチ・写真右から
ぶどう 360円・税込
いちご 410円・税込
フルーツMIX 410円・税込

フルーツサンドのクリームには、マスカルポーネチーズも入っていて、重すぎず、あっさりとしていました。小ぶりなサイズ感がちょうどよく、フルーツがみずみずしくて最高でした！ サンドイッチのサイズは「おいしく食べてもらえるサイズに」とのこだわりがあるそうで、パンとクリームのおいしさを十分味わえることにひと役買っているように感じました。

BLTサンド
260円・税込

プルプルの卵、香ばしいベーコン、みずみずしいレタスとトマト、ケチャップの塩気がパンの甘さを引き立てます。ミニサイズのかわいらしい見た目でも、具材とのバランスがよく、味は本格派。ランチの後でもペロッと食べられちゃいます。

フレンチトースト
360円・税込

フレンチトーストには、フルーツサンドとはまた違った生クリームが添えられています。バニラビーンズで香りよく、フレンチトーストとの相性もよくて、いくらでも食べられそうでした！ トーストにメープルシロップが染み込んでいて、最高においしかったです。

ご夫婦で営まれているこのお店。料理には、季節の野菜をたくさん使うように意識されているとのことで、旦那様（写真右）のお母様が丹精込めて作ってくれた野菜を中心に、地場産のものを使用しているそうです。野菜は小さくして、たくさん摂れるように、といった小さいお子さんがいるご夫婦ならではの思いやりを感じました。

「常に変化していきたい」との思いから、メニューにも日々少しずつ改良を加えているそうです。まずは、これからサンドイッチのパンがますますおいしくリニューアルする予定とのことで、こうご期待です！

気になる夜のメニューも載せちゃいます。

夜のメニューもおいしそうなものばかり！ 

パンが新しくなったらまた来たい！
ピザのために夜も来たい!! と思った面々でした。

Blue Monster
ブルーモンスター

所在地　村上市南町2丁目5-32
電話番号　070-3850-1331
営業時間　ランチ 11:00～14:00（Lo）
　　　　　カフェ 10:00～15:00
※夜営業（straight a head）は17:00～24:00
定休日　日曜日、その他不定休
※下記の公式Instagramをご確認ください
駐車場　8台

公式Instagram
https://www.instagram.com/blue_monster.2022/

2024年ももう5月！ 村上市内もずいぶん暖かくなり、まち歩きがしやすい季節になりました。現在、市内・城下町地区では、第10回 城下町村上 春の庭 百景めぐりも開催中です!!

MURAKAMI@ctivity
歩いて巡る、村上市街地☆大満喫コース
https://www.sake3.com/activity/434

第10回 城下町村上 春の庭 百景めぐり
https://www.sake3.com/contents8928/138

まち歩き・町屋見学をしながら
村上の城下町文化に触れるもヨシ◎
村上の食を味わうのもヨシ◎

村上でしか味わえないものといえば、村上独特の気候風土がつくり出す名産・塩引き鮭。そして、はらこです。
※村上ではイクラのことを「はらこ」と言います

 
※写真はイメージです

せっかくなら村上の文化を体験して、ランチに塩引き鮭＆はらこはいかがでしょう??

というワケでおじゃましたのは、村上市大町の海鮮一鰭［かいせん-いちびれ］。町屋造りの店が多く立ち並ぶ越後村上 町屋通りに店を構えます。鮭の加工品や水産加工品を扱う老舗・越後村上うおや直営で、隣接する大町文庫1階にあります。

海鮮一鰭
https://www.sake3.com/spot/2043

越後村上 町屋通り
https://www.sake3.com/spot/17880

越後村上うおや
https://www.sake3.com/spot/157

大町文庫2F

大町文庫は、かつて村上高等学校で教鞭を執っていた本間桂先生・八木三男先生・大嶋久夫先生（3名とも故人）の蔵書を収めた私設図書館です。貴重な本の数々は、館内でのみ閲覧可能です。

大町文庫1F内の海鮮一鰭。客席は29席（6人掛けテーブル×3･4人掛けテーブル×2･カウンター×3）あります

落ち着いた雰囲気の店内、壁には村上城下を描いた絵図が掲げられています。今も昔の風景を残している村上ですが、今と昔の道を比較しながら、まち歩きをするのも楽しいかもしれません。

それでは席に着き、早速注文！
オススメ3品をいただきました。

メニューは下記をご参照ください。
越後村上うおや直営の和食「海鮮一鰭」（外部リンク）
https://uoya.co.jp/uoyasake/kaisenichibire.html

うおや塩引御膳
1,600円・税込

ごはんにお吸い物、そして塩引き鮭。これぞテッパン！ そこに旬の刺し身が付いています。

塩引き鮭しか勝たん！ 塩引き鮭は、さすがうおやさん。塩加減はちょうどよく、これだけでもごはんが進みます。小鉢も箸休めの寄せ豆腐もなかなかの味。魚屋さんが運営している飲食店です。どれを食べても間違いはありません。ごちそうさまでした。

海鮮はらこ丼
1,480円・税込

キラキラ輝くはらこ（イクラ）と、うおや自慢のお刺し身とのコラボレーション丼。味はもちろんのこと、目でも楽しめる逸品です。かむたびにプチプチ弾けて、口いっぱいに、はらこのうま味が広がります。

刺し身は、本マグロ・タコ・タイ・ヒラメ・南蛮エビ。中でも絶品だったのは、口に入れた瞬間に溶けてなくなった本マグロ。マグロの風味と甘みだけを残して、どこかへ行ってしまいました。。。気が付けば完食。至福のひと時、ごちそうさまでした。

華 －はな－
1,550円・税込

刺し身5種盛・はらこ・身欠きニシン・金柑・たらこあえの5点セットにごはん・お吸い物が付いた欲張りセット。どれもちょうどいい塩梅で盛り付けられているので、あれもこれも楽しみたい方にはオススメです！

海鮮一鰭のごはんは、岩船産コシヒカリを使用しています。岩船産コシヒカリは、新潟コシヒカリの三大ブランドの一つ。村上の料理には、岩船産コシヒカリが一番合いますね！

うおや塩引御膳に付いていた塩引き鮭やはらこは、町屋通りを挟んで向かいに立つ、うおや塩引館で購入できます。冷凍で地方発送もできるのでお土産にもいいですね！

せっかく村上へ来たのなら、村上の町屋めぐりと村上の食文化のどちらも味わえる最高のプランをぜひどうぞ！

海鮮一鰭［かいせん-いちびれ］
https://www.sake3.com/spot/2043

所在地　村上市大町4-5 大町文庫1F
電話番号　0254-52-3056（越後村上うおや）
営業時間　11：00～15：00
定休日　不定休
駐車場　10台
※店の前に3台分、他うおや駐車スペース4カ所あり

公式サイト
https://uoya.co.jp/