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昔のことせ! ~村上むかし語り~ 昔のことせ! ~村上むかし語り~

当コンテンツは村上商工会議所が毎月発行する
「むらかみ商工会議所ニュース」で連載中の
『村上市史異聞』を転載したものです。

 

 

著者である大場喜代司先生が
村上の昔のことを、あれやこれやと語ります。

 

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2008~2015年に書かれたものはこちら。

2021/11/01

154 村上城 下渡門

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東北電力ネットワーク㈱ 村上電力センター(前の東北電力㈱ 村上営業所)の前の道から、北の坂道の上にあった門で、往時の門櫓(もんやぐら)の石垣が今に残る。その石垣は、城山麓の城郭遺跡としては唯一で貴重、重要文化財に指定されている。図に描かれている石段は、東北電力営業所が設置されたとき、車輛の便を図って覆土して坂道に造り変えたという話が伝わっている。

 

かつてはこの門を「坂上門」とか「勘定門」と呼ばれたこともあった。坂上門の門名は、小高い坂の上に立つ門であるがゆえの名称であることは理解できるが、勘定門は何故の名か。そういえば小石垣門の名称も理解不能である。

 

正徳元(1711)年に記された『村上御城郭(おじょうかく)』には、「下渡門三間×五間窓三ヶ所」とある。桝形の周囲は石垣を築き、その上に乗る建物を多門櫓(たもんやぐら)という。現存する石垣は図の右側のもので、左右の堀は遺構として残っている。村上城の搦手(からめて)*を防禦(ぼうぎょ)するための重要な門であった。
*搦手は裏、大手(追手)は表のこと

 

 

大場喜代司
『むらかみ商工会議所ニュース』
(2020年12月号掲載)村上市史異聞 より

 

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